08.08.18:13
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04.02.03:41
大勢の。平均的な。幸福。
大勢の。平均的な。幸福。
テンプレート的肖像。
同じような形をした人が。
同じような色をした人が。
そんな人ばかりが。
嗚呼、理想的哉。
選ばれし者の典型的な笑顔。
選ばれし者だと思わないその顔。
平均的な平均値は、
全く普通ではないこと。
寧ろ漏れた人々は、
その人々の中で足掻くのだ。
平均になろうと、
平均値になろうと。
平均値で無ければならない焦燥感に駆られて、
一体自分は何で在るか分からなくなって。
輝けるとは何か。
したい事が繋がっている人物像だろう。
繋がらなければそれは只の穀潰しか、人の波の一つか。
頭上まで深く水に満たされて。
気を抜くと何処までも流されそうな。
ゆらりくたりと一定のリズムで動くのを感じる。
口を開ければ、呼気があぶくになる。
浮きもしない。
沈みもしない。
只、波に反射する光を受ける。
誰かに引かれたいのだろうか。
「誰かが引いてくれるとでも思っているのか?」
ならば自分で足掻かなくては。
自分が力を持ち得らなければ、
誰も引けないし、
自分も何処までも流されていってしまうだろう。
もう手に感触は無い。
良い思い出と成った。
良かった事も、辛かった事も、悲しかった事も、救われた事も。
今になってもまだ涙が出ることも。
せっかく睫毛美容液を付けたのに、無駄になったなぁ。
どんな未来が待つだろう。
そんな事占えば分かるのに、
しないのは、知りたく無いのもあるかもしれない。
未来を知る事が全て良いとは限らない。
何度も何度も数え切れないくらい自分を問うて、
何度も何度も数え切れないくらい自分を変えようと。
右往左往しながら不器用に波に抗う。
時に流され、時に猛烈に足掻きながら、
時に手を引かれ、時に離された手を忘れようと、
忘れようと足掻く。
そして動きに身を任せる。
一日は短い。
気づいたら流れてしまった。
でもそれでいい。
それが自分なら。
無理に追い詰めなくていい。
今は自信を付ける迄の準備段階なのだから、
今はまだ頑張っている途中なのだから、
それを誇ればいいし、
人と比べなくてもいい。
自分が出来ることが増えれば、
好きな事が増えれば、
それでいい。
そんな人生にしたい。
そんな人生でいい。
無理矢理足掻いても前には進めない。
疲れたなら休めばいい。
動きに体を任せていい。
落ち着いたらまた泳いで行こう。
それでいい。
それでいい。
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