08.17.18:48
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03.05.20:45
何事故に哲学か。
何事故に哲学か。 なにごとゆえにてつがくか。
今日見た人生の哲学者にて。
今日見たテレビの人は、
どうも西洋哲学研究者だったらしいが、
それには先がないということに気が付いたらしい。
そりゃそうだ。
論理の飛翔の先には、元も子もない論理が出来上がってしまって、
未来を予想した哲学者の思想は、完全に戯言でしかないだろうからな。
わからなくもないが。
過去の天才にずっと縋るのも如何なものかと誰しもが思うだろう。
それは考えうることで。
そして彼は哲学者あるべきものにやっとたどり着いたと。
それは自らの人生のあり方について話すということ。
これからの人々のあり方について話すということ。
自然と共生し、命を感じること。一切の物には仏が宿る。
それが哲学という。
西洋哲学やら、日本哲学やら少し齧ったことがある人ならなんとなく分かると思うが、
まぁ哲学の進む先はどんどん退化しているのだよ。
科学が進めば進むほど、思想はどんどん原点に戻るってね。
そういう意味では最先端の考え方なのかもしれない。
人間の考えうるところなんて高が知れていて。
天才がつぶやいた言葉を今になっても研究する人たちの気が知れない。
まぁそんな世界なんだからしょうがない。
天才たちのつぶやきは絶対的に私の人生を変えるとでも思っているのだろうか。
何かを探してるには違いないけど、探してるって事は何を探してるか分かってないといけない。
そして、探すってことはもう分かってるってことだ。
確証が欲しいだけだろ。云々。
実際、哲学を学ぶってことは、考え方を身に着けるってこった。
自分では考えも付かない論議の展開方法とか、思想のあり方とか。
辞書でも哲学ってのは楽しむものだしな。
ただ、西洋哲学っていうものは、人間の根源って何という疑問にお答えできるものは持ち合わせてない。
性善説だとか性悪説だとかあるけどさ、一言で人間とは何者かなんて言えないだろ。
~の哲学者のフィルターより「人間は~というものだ。」とは言えるだろうけどさ。
結局何年も考えてきた命題には未だに結果は出てきてないし。
何年も論争を繰り返している派閥だってある。
だからいつも言ってるのは、結局自分で答えを出さなきゃならんってこった。
ただここで哲学の必要性について解くなら、
たくさんの方法論を加味した上での自分なりの生き方を決定できるってこった。
あなたの生き方はデカルトとかカントにマッチしたものかもしれないし、
もしかしたら、孔子とか儒教にマッチしたものかもしれない。
ただ、色々考える時に大いに役に立つだろう。
思想というものはいつも危険と隣合わせだ。
誰かから聞いた思想は、いわゆる危険思想とか言われたものだったりするかもしれないし、
純粋な心から生まれた思想は変換されて危険になるかもしれない。
まぁだからと言って思想を持ってはいけないとは言わないが。
結局人間の考えうるところということなのだ。
あなたは別に怖がることはないし、恥ずかしがることもない。
そして賢い人であれ。
本当に賢い人というものは、
難しいことを難しく言うのではなく、
普通の人にも分かりやすく言える人である。
と誰かから聞いたことがある。
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